フットケア施術データ

フットケア施術データ

足爪のデータ (巻き爪ー例1)

片側が強く巻き込んだ変形爪。痛みが強く歩行困難だった巻き爪の例です。

女性:47歳

★このデータの公開はご本人様のご了解をいただいております。

本人主訴:靴を履くと痛みが増し、歩行がつらいほどの痛みがある10数年来の悩みの種です。この苦痛が無くなることを希望します。

靴を履くと痛みが増すので、爪切りで爪の両端を深く切り込んでいた。端を切るごとに食い込みが進み巻き爪となってしまったとのことです。まずは痛みの元である爪の食い込みをケアします。

①ー1お手入れ前(正面画像)

爪の外側が特に巻き込まれていて横から靴で圧迫されると痛いので、まずはこの食い込みを緩和します。薄い爪なのでグラスファイバープレートを爪にピッタリ貼り付けプレートの張力を利用して食い込みを緩和します。痛みはすぐに減少します。

①ー2お手入れ前(上からの画像)

爪の横サイドを深く切り込んでいた状態が見られます。(白い部分が斜めに入り込んいます。)このまま爪を伸ばしているだけでは痛みの緩和になりません。グラスファイバープレート、超弾性ワイヤー、VHOと矯正方法を状態に合わせて変えながら、約1年間矯正を継続します。爪の厚み、固さ、変形度にあわせて方法や強度を調整することが大切です。

②ー1お手入れ後(正面画像)

巻き爪ケアの初日に痛みはすぐに減少したので、靴を履いても痛みは無く、しっかり親指をつけて歩けるようになったとのことでした。状態にあわせて方法と強度を調整しながら爪の形を整えてきました。サイドのバランスも取れて美しい形状となり、スタートから1年。形も整い安定したので終了しました。

②ー2お手入れ後(上からの画像)

この後は爪の切り方、靴の形等に注意しながら状態を維持することが大切です。

足爪のデータ (剥がれた爪)

爪先に負担をかけた結果、爪が剥がれてしまった例です。

女性:41歳

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本人主訴:マラソンで爪先が痛くなり、その後両方の拇趾爪が剥がれてしまいました。歩きにくいし、このままにしておくのも不安なので手入れをしたいと思います。

ホノルル、ボストンマラソンなどに参加するスポーツウーマン。素晴らしい筋肉と持久力を持っていましたが、シューズ内でつま先に負担をかけたため両拇指の爪が剥がれてしまいました。剥がれたままの状態が長いと、爪床が盛り上がり変形となるので修復を行います。

①お手入れ前

爪は半分剥がれた状態ですが、爪根部には影響がないので爪回りをクリーニングして、義爪を作るベースを整えます。

 

②お手入れ後

専用素材で足爪の義爪を作ります。適度な厚みと大きさで爪先が持ち上がらないように義爪を作り、強く美しく整えます。このまま自爪の成長に合わせて義爪を適宜カットしていけば数か月で自爪が元に戻ります。

 

 

 

 

 

足爪のデータ (厚く変形した爪)

何度も抜爪を繰り返して変形してしまった爪の例です。

女性:83歳

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本人主訴:繰り返し抜爪をした結果、爪が先に伸びず根元部分に固まって盛り上がっています。爪の高さがあるので上から押されると痛みがあります。靴を履くのも困難で歩きずらく困っています。

①お手入れ前

お手入れ前の状態は爪が爪根部に固まり上に伸びあがっています。平らに爪が成長しないので盛り上がりが高く強い変形が見られます。靴が履きずらい問題があるので高さを整え歩行安定を図ります。

Pilz(菌)の有無を皮膚科で確認後、修復ケアをします。爪水虫などの疾患がある場合は、皮膚科の治療を優先します。

②お手入れ後

不要に厚くなった爪を整えた後、母趾幅に合わせた義爪を作ります。爪プレートが拇指にきちんとあることで歩行の安定がはかれます。見た目も美しく靴の履きづらさ、痛みもなくなり快適になりました。

ただし、この場合の義爪は爪床との密着が半分なので今後はテーピングと合わせて自爪の育成が望ましいと思います。

 

足爪のデータ (伸びなくなった爪)

間違った爪切り、間違った手入れの結果、爪が小さく丸まってしまった例です。

女性:37歳

★このデータの公開はご本人様のご了解をいただいております。

本人主訴:10年前に左拇趾爪をロッカーにぶつけて損傷。黒化して剥がれた後生えてきた爪が変形する。自分で削りながら過ごしていたが、10年間変化がなく三角の小さな爪となる。見た目が悪いので綺麗な形の爪に戻ることを希望しています。

①初回-1 2021.4.5

①初回-1 三角形の爪半分は剥離しています。爪根部を丁寧にクリーニングして爪の潜り込みを予防します。剥がれている部分はカットして爪の育成を促します。

 

 

①初回-2

①初回-2 爪の巻き込みを防ぐためシリコンプレートXSを装着してテーピング行います。盛り上がった爪先肉を押さえるようにしてテープを巻きます。このテーピングは自宅で毎日行うので皮膚の負担を軽くするため、軽い粘着のテープがおすすめです。貼り方を覚えていただき自分で貼り替えます。

 

②約3ヶ月後-1 2021-7.10

②約3ヶ月後-1 爪の横幅が広がってきました。爪に段差が少しあるのでこれを整え、爪根部のクリーニングをします。爪根部から綺麗な爪が見えてきました。

 

 

②約3ヶ月後-2

②約3ヶ月後-2 爪先肉の盛り上がりをテープで押さえ、爪の食い込みを予防します。自宅で毎日自分で貼りかえてもらいます。爪の巻き込みを予防するため爪根部にシリコンプレートを付けます。

 

 

③約7ヶ月後 2021.10.30

③約7ヶ月後 爪の横幅が整って伸びてきました。拇趾の大きさに合ったサイズの爪が出来て踏み込みが安定しています。爪回りのクリーニングと爪形を整えるお手入れをしています。自宅での爪先テーピングはもう少し継続します。

 

④約16ヶ月後 2022.8.6

④約16ヶ月月後 拇趾の大きさに合ったサイズの爪となり安定しています。爪先の盛り上がりも爪で押さえられようになったのでプレートケア及びテーピングは終了。

 

 

⑤約21ヶ月後 2023.1.13

お手入れ終了後から5か月経った状態。爪根部の変形も無くなり綺麗に爪が伸びています。爪のカットに注意して拇趾の大きさに合った爪を維持して頂きたい思います。

 

 

足爪のデータ  (巻き爪手術後の爪)

陥入爪の手術(鬼塚法)を受けた後、残った爪の育成がうまく進まず小さな爪となった例です。

ゆび先まで爪が伸びず、拇趾先が柔らかいため歩行時の蹴りだしや瞬発的な動きに力が入らない問題があります。放置すると歩行時等の外圧を指先の趾骨が受け、上に反り返る変形へと進むので爪プレートは指先まであることが望ましい形です。

男性:24歳の例

★このデータの公開はご本人様のご了解をいただいております。

本人主訴: 7年前に陥入爪の手術(鬼塚法)を行う。紹介で来店された外国の男性。上記手術は日本で受けている。痛みはないが瞬発的な動きに対応しにくく、見た目も悪いので爪が前に伸びることを希望しています。

①初回 2020.8.30

①初回 手術により爪の両サイドは消失。爪プレートは前に伸びず小さく丸まった状態です。この状態が術後7年続いたため指先の肉が盛り上がり硬くなっています。テーピングでゆび先の盛り上がりを抑えて爪の育成を図ります。

 

②約4か月後 2021.1.8

②約4ケ月後 爪の委縮を防ぐためシリコンプレートXSを付け爪回りのクリーニングとテーピングを続けます。爪が少しづつ前に伸びてきています。

 

③約11か月後 2021.7.7

③約11ケ月後 爪幅が広がってきたのでシリコンプレートのサイズを上げてSにする。爪の伸びが良くなり綺麗な爪プレートとなってきました。指先の盛り上がりも自爪で抑えられるようになり歩行も良好な感触です。

④約19ケ月後 2022.3.15

④約19ケ月後 良好な位置まで爪先が伸び、爪の厚みも平均的に良くなった。手術により爪母細胞を取っているため爪の横幅はこれ以上望めないが、拇趾にかかる圧を押さえられる爪となりました。爪の横幅については拇趾の大きさに比べ小さいが、自爪で見た目も綺麗なので義爪ケアは行わず終了としました。

 

足爪のデータ (爪の崩れ)

足の爪はあまり気にされない方も多いようですが、安定した歩行をするために大切な役割を持っています。

足ゆびの大きさに合った爪プレートを保つことはとても大切なので、爪の切り方や爪の変質には気を付けましょう。

今回は見た目の悪いボロボロ崩れてしまう爪についてです。

【崩れた爪の手入れ】

男性:55歳の例

本人主訴:拇趾(足の親ゆび)爪が反り返りボロボロ崩れるようになってしまいました。靴下に引っ掛かりそこから割れたりして気にかかりました。色も変色していて見た目も綺麗ではありません。健康色の爪に戻したいです。

①最初の頃

①持ち上がった爪をカットして爪回りを洗浄。乾燥しやすくなっている爪にアンチバクテリア作用のある爪専用クリーム(フデスクリーム)を塗布する手入れを続けます。

 

②3ヶ月後

②1ヵ月ほどすると新しい爪が反り上がりのない状態で少しづつ伸びてきました。その後も継続して爪の手入れを行い(入浴後毎日)、3ヶ月ほどすると形が整ってきました。ボロボロ崩れる問題もなく爪床に密着した爪になってきました。変色している部分を適宜にカットしながら爪  の形をさらに整えていきます。

③9か月後

③入浴後の爪手入れを継続していくと更に爪の形がしっかりして来て、拇趾の爪として十分な硬さと面積をキープできるようになりました。9か月後には変色もなくなり艶のある綺麗な色の爪になりました。

お手入れはその後も継続します。

拇趾の爪は靴の圧迫や歩行の負荷を受けやすい部分なので特に注意が必要です。とても大切な爪なので放置せずに回復が早いうちにお手入れしましょう。

★このデータの公開はご本人様のご了解をいただいております。

【お手入れ時の注意】

・足爪のカットは少しづつカットするようにします。一度に大きくカットすると爪が割れたりしますので、1ミリ程度づつ小さく切り進めていくようにしましょう。

・爪切は自分専用のものを使います。他の人と兼用にするのはやめましょう。

・清潔にして乾燥に注意しましょう。クリームのお手入れは継続して足爪を大切にしてください。

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